2009年7月9日木曜日

写真展「蘇れポプラ並木」



「蘇れポプラ並木」武藤 省吾

 大都会札幌の中心部に、大学として日本最大の敷地面積(190万平方メートル)を誇る北海道大学があります。
 そのキャンパスの一角に、札幌のシンボルの一つ「ポプラ並木」があり、ポプラは明治45年に現在の場所に植樹されました。時を刻みつつ大空へそびえるその雄大な姿は、長年にわたって札幌市民や観光客の心を癒し続けてきました。
 しかし、2004年9月に襲った台風18号の強風によって、無残にも51本のうち半数以上が倒れ、傾くなどの被害を受けました。20年間ポプラ並木を観察し、その姿をとり続けてきた一人として誠に衝撃的な出来事であり、心が痛む想いをいたしました。
 私のライフワークの一つであるポプラ並木が再び蘇ることを願い、「蘇れポプラ並木」と題しまして写真展を開催しております。

《プロフィール》
・経歴
 1942年 久遠郡せたな町大成区生まれ
 1965年 写真道展初入選
 1968年 写真道展「科学の部」厚生大臣賞
 1979年 写真道展審査委員に推挙される
 1979年から2009年まで札幌を始め道内各地、東京富士フォトギャラリーなどで「修業時代」「氷上に舞う」「エルムの杜」「石狩晩霞」「雪化粧」「花衣秋桜」ほか、十数回の個展開催
・出版
 1993年 写真集「エルムの杜」
 2001年 写真集「石狩晩霞」
 2005年 写真集「花衣秋桜 花化粧」
・所属
 日本写真家協会会員(JPA)
 北海道写真協会 写真道展審査会員・会務委員
 札幌市民芸術祭 市民写真展審査委員・実行委員
 写真教室講師

2009年4月5日日曜日

「Sapporo Project」 by Marie Josée Saint-Pierre




Sapporo Project(札幌プロジェクト)
Marie Josée Saint-Pierre / マリー・ホセ サンピエール
カナダのケベックに生まれる。コンコーディア大学メル・ホッペンハイム映画学校にて映画制作を学ぶ。国際的な映像作家として活動を続けているサンピエールは、近年、アニメーションの手法を用いた短編ドキュメンタリー作品を制作している。アニメーションのパイオニアであるノーマン・マクラ―レンをモデルにした代表作「マクラ―レンの世界」は2006年度札幌短編映画際でコンテンポラリー賞、2007年にはJUTRAアワード「ベストアニメーションフィルム」を受賞。サンピエールは2008年にS-AIRの招聘によりアーティストインレジデンスとして札幌に滞在、北海道を代表する書家 樋口雅山房とトンコリ奏者OKIの音楽を取り入れたアニメーションフィルム作品「札幌プロジェクト」を制作。アイヌ民族の楽器トンコリの音色に乗って樋口雅山房の書き上げる書が踊り出すという作品は文化の融合という点で興味深いと共に親しみやすい作品である。

現在、オランダのアムステルダムに活動の拠点を置くサンピエールは2004年に設立した映画制作会社「MJSTP FILM」のスタッフと共に初の長編映画作品に挑んでいる。
http://www.mjstpfilms.com/